前回の記事では、タイムラインを使ったワークの流れをレポートしましたが、今回は、人間関係についてのワークをやってみました。
人は、生まれてから過去まで、様々な人間関係を経験します。その中には、良い思い出もあれば悪い思い出も。そんな様々な経験の中で、心に小骨のように刺さってしまったままになっている記憶や、そうした記憶を媒介として残っている、エネルギー的にはあまり良くないつながり。それらをある程度リセットして、健全なものに変えられないか?というワークをやってみました。もちろん、良くないつながりがある人との縁を全部切ってしまえ!というような乱暴な話ではありませんので念のため。もっと深いところで、そうした「縁」を良いものに変えて行けないか?という試みです。
1. 現在の自分にとって、リセット・改善するべきつながりを紙の上に呼び出す。
今回も実験材料は自分です。
まずは、自分の内面(無意識)に問いかけて、リセット・改善するべきつながりを、紙の上に呼び出します。
今回は、こんな絵柄が出てきました。まあ、人間40年以上生きてれば、人を傷つけたことも、傷つけられたことも、覚えていないものまで含めていろいろありますよねぇ~と。円が示すのは、おそらくはこれまでに縁のあった方。そして何本もの線が、エネルギー的なつながりを示していると考えて良さそうです。
リセットするべきつながりの全部をこの絵が表しているか?は不明です。とはいえ、絵柄を見ていると、部分かもしれないとはいえなかなか取り組みがいがありそうです(笑)。
また、この時点では、どの円が誰を示しているのかは皆目わかりません。この種の無意識に働きかけるワークでは、誰が関わっているのか分からない!という程度のほうが変化を引き起こしやすいことが多いので、これはむしろ歓迎すべきことでしょう。
さて、ここから、エネルギー的に見て良くないつながりをリセット・改善する作業に入ります。紙上・周辺でエネルギーが混乱・停滞を起こしているところを探しては一つ一つクリア。
絵を書き出した時にはどの円が誰のことを指すかはわからなかったのですが、この作業をやっている最中に、子供の頃仲が悪かったクラスメイトのことを思い出したりもしました。さらに、誰との関係かはわからないものの、特定のところをクリアにしている最中、息が苦しくなるようなこともありました。いわゆる心の傷・トラウマが残っていた場所なのでしょう。人によっては、このワークは、それなりのしんどさを伴うかもしれないな、、、とも感じました。
テーマがテーマだけに、かなり時間をかけて、途中で多少しんどい思いをしながらも、なんとか前半を終了。
2.エネルギーが改善された状態で、つながりを構築しなおす!
エネルギーの混乱・停滞が一段階クリアできたら、次は、新たにつながりを構築しなおす段階です。
もしも、良好な人間関係に囲まれていたらどんな感じだろうか?と自分の内側に問いかけながら、絵柄を再び起こしていきます。
書き起こす途中で、さらにクリアにしておいたほうがよさそうなエネルギーの停滞がかなり出てきました。それも丁寧にクリアしつつ、絵柄を少しずつ書いていくと、こんな絵柄になりました。
丁寧にやったのが良かったのか、アンバランスなところあるものの(こういうところにも、エネルギーの停滞があったりします)、最初に比べればかなり整然とした絵柄になりました。前の絵柄とこの絵柄を比べれば、こちらのほうが明らかに素敵な人間関係に恵まれそうな雰囲気です(笑)。
ここで、絵柄からのエネルギーを十分感じて終了。終わった後に、身体・精神状態のどちらも非常に軽くスッキリとした感じになっていたのが印象的でした。
3.最後に
今回のワークは、丁寧にやったことと、多数の人間関係にまつわるエネルギーの流れを扱ったためか、かなり時間がかかりました。最初から最後までで、トータル3時間くらいは取り組んでいたのではないかと思います。ですが、心身が軽くなった度合と照らし合わせると、短い時間で深い変化を引き起こせたような印象もあります。
今回は人間関係全般と、広い範囲を扱いましたが、家族・職場の人間関係などでも、同じようなことはできるように思います。