「心模様を手掛かりに、意識を中心に戻す。」の記事でご紹介した、クライアントの方が、過去の記憶の束縛から抜け、意識が中心に戻ったときのエネルギーパターンを読み取ったものです。
この時のクライアントの方の状態は、瞑想の用語で言うと、かなり純度の高い「今・ここ」状態に当たります。雑念・頭の中のおしゃべりが顕著に少なくなり、とにかく心身が静かな状態です。これまでに経験されたクライアントの方も、とにかく心が静かだということを一様におっしゃいます。
他の分野になぞらえて言えば
・禅などでいう「本来の自己」が表れている状態
・New Code NLPで言われる「ノーイング・ナッシング・ステート」
・精神世界で言われる「センタリング」ができている状態
・QE(クオンタム・エントレインメント)で言われる「ユーフィーリング」が感じられる状態
と言えるでしょう。私自身もいろいろと絵柄を書いていて感じるのですが、単純に瞑想だけやっているよりも何段か深い静寂に行ける感覚があります。
また、絵柄を書いていると、「今・ここ」状態に入った!と明確に分かるタイミングがあります。それは、絵柄の真ん中にある一番小さな円が表れたとき。
精神的なモヤモヤがほぼ完全に消えた直後に、この小さな円が現れます。それが「今・ここ」状態に入ったサイン。心の中で、それまでとは全く違う回路が働きはじめる瞬間、新たな「心模様」が出現し始める瞬間です。アイデアがほしい!なんて時にも、本当に優れたインスピレーションが降りてくるためには、この状態に一度入ることが必要です。
この記事を書いていて気づいたのですが、前回の記事で取り上げたサイマティクスは、水面に音波を当てて、模様を描き出します。その音波を当てる直前は、単なる静かな水面ですが、日本語で言えばこれは「明鏡止水」。新たな「心模様」が描き出されるためには一度「明鏡止水」の状態にならなければならない、、、そんな連想が思い浮かびました(^^)