心のブロックにカタチ(エネルギーパターン)あり。

心のブロックにカタチ(エネルギーパターン)あり。

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「『心のブロック』の意識構造」の記事では、意識の動きをモデル図で示しましたが、実は、心のブロックに潜んでいる意識の動きは、エネルギーパターンとして絵柄に書き出すことも可能です。

今日、電話で行った心のブロック解消セッションの際に、エネルギーパターンを書き出した絵柄をBlogに掲載するご許可をクライアントの方から頂きましたのでご紹介します。

やりたいことがあるけど、恐怖感が先に立つ。

今回のセッションで、クライアントの方が「やりたいけどできない!」とおっしゃっていたのは、趣味のソーイング。

ソーイングは好きなのだけど、手をつけようとすると、何故か恐怖感が出てきてしまう、、、というのがお悩みでした。

まずは、心を落ち着けて頂き、ソーイングについて思いをめぐらせて頂いた時に、どんな事柄・思いなどが思い浮かぶか?を挙げて頂きました。この方は、恐怖感が出来上がったもととなる原体験を薄々は自覚されていたようで、「子供の頃に、やりたいことをやろうとしたら、ご両親が喧嘩を始めてしまってすごく怖い思いをした」というエピソードなどをお話し頂きました。

まずは紙の上に、「ソーイング」というやりたいことと、それに関連して出てきた事柄・感情・思いなどを書き留めていきます。クライアントの方の意識の動きを読み取りながら、意識の中で、どんな位置にそれぞれの項目が並ぶかを探り、置いていく感じです。

並べてみると、こんな形になりました。いかにも、やりたいことはあるけど、周辺に雑念や過去の記憶・感情、それとセットとなった身体の痛みがまとわりついている印象を抱かせる配置です。ちょっと読みにくいですが、真ん中に、「ソーイング・ポーチ」という「やりたいこと」があり、四隅に配置されたのは、過去に抱いた記憶、お腹の痛みと「怖い」という思いなどです。

Mindblock2s_151128

そして、この配置の上で、どのようにエネルギーパターン(どのように意識が動いているのか)を辿ってみると、以下のようになりました。

※長時間見ないでください。
Mindblock3s_151128

赤で書いていますが、これは、あくまで最初の文字との見分けを付けやすくするためで、特に意味づけはありません。

ここで重要なのは、どの場所にたくさん線が引いてあるか。

中心にはあまり線がなく、周辺に線が沢山出てくる、というのは、自分がやりたいソーイングよりも、それを妨げる思いや恐怖感に意識が強く向いている、ということです。

「『心のブロック』の意識構造」でも書いた、やりたいことはあるけれど、それを妨げるような情報にばかり意識が向いてしまい、やりたいことを実行する方向に意識が向かないという状態に当てはまります。

やりたいことに手を付けやすくするには、このエネルギーパターンを解消してあげる必要があります。

エネルギパターンを解消したら、楽しい連想ばかりが出てくるようになった!

出てきたエネルギーパターンを解消するべく、丁寧に働きかけをしていきます。ソーイングという趣味の営みですが、強烈な原体験の記憶が付いて回るものだけに、時間がそこそこかかりました(50分程度)が、無事キレイに解消することができました。解消している最中に、クライアントの方は、お腹だけでなく、みぞおち、肩、頭などに痛み・圧迫感を一時的に感じたり、今まで抑圧していた怒りの感情が浮き上がってくるのを感じられたりしていましたが、全て解消した時には、それらもすべて消え、すごく静かで穏やかな気分になられていました。

その、静かで穏やかな気分にしばらく浸って頂いたところ、ソーイングのみならず、本を読みたい、DVDを見たい、、、など、「静かな気分で楽しめる」営みばかりが連想されるようになりました。恐怖心が消え、自分が好きな楽しみ方ができる営みに心が向き始めたようです。

心のブロックにはエネルギーパターンがあり、それを解消すると、心身のありようは大幅に変わる、、、という一例でした。

記事として紹介することをご許可頂いたクライアントの方に、心から御礼を申しあげます。

 

 

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