幸せ気分になりたい時は、皮膚をたくさんさすろう!

幸せ気分になりたい時は、皮膚をたくさんさすろう!

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一昨日の夜のことですが、どうも気分・身体が落ち着かない、そわそわしている自分にふと気付きました。

どうしたことだろう?と思いをめぐらせていて思い当ったのが、

「そうだ、ブログの記事を(私にしては)集中的に書いてるからだ!」ということでした。

文章を書くのって、やはり頭をいろいろひねりますから、書き終わった後少しの間は頭に血が上りっぱなしになりがちです。何冊も本を出している作家の方が、「文章を書いている時には、身を削るような思いをする」とおっしゃっていたのを聞いたこともあります。かなりのハードワークだ、、、ということでしょう。

頭に血が上っている時って、どうしてもあれこれ無用な考え事をしてしまいますし、それと並行して呼吸も浅くなり、身体も硬くなります。ブログの記事を複数書いているうちに、いつもにも増して頭に血が上った状態になっていたから、落ち着かない状態になっていたわけです。

皮膚をたくさんさすって、心身を落ち着ける。

こういう時に、一番最初にやることは何かというと、

「全身の皮膚をたくさんやさしくさすってあげる」こと。

昨日も皮膚をやさしく、たくさんさすっていきました。10分くらい続けていると、いい感じに気分が落ち着いてきて、呼吸も無理なく深くなってきました。

さらに全身をさすっていきました。すると、じわじわと出てきたのが、「なんだか幸せだなあ~」という穏やかで暖かな感覚。

先ほどまでの落ち着かない感じはどこへやら、です。

皮膚をやさしく沢山さすると、「オキシトシン」が分泌され、心身が落ち着く。幸せ気分にもなれる。

なぜ皮膚をさするだけで、幸せ気分になれてしまったのでしょうか?

皮膚をやさしくさすると、「オキシトシン」というホルモンが分泌されることが知られています。「愛情ホルモン」などとも呼ばれるホルモンです。

このオキシトシンが出ると、以下のような効果があると言われます。全体を総称して「安らぎと結びつき反応」と呼ばれたりもします。

・血圧や心拍数を下げる。
・呼吸がゆっくりになる。
・副交感神経の働きが優位な状態になる。
・他者との相互作用を促進する。
・抗ストレス作用
・愛情が深まる
・攻撃性を下げる
etc.etc…

ただ身体をさするだけで、こんなに沢山の効果があるオキシトシンが出てくる。身体のありがたい仕組みです。

これを活用しない手はないですよね。

(参考書籍: 「皮膚という『脳』 心をあやつる神秘の機能」 山口創(著))

さすり方のコツ:胸から始めて、全身へ。

気分が落ち着かない時、幸せ気分になりたい時には、皮膚をたくさんさする。単純ですが、効果が出やすい方法です。

さすり方ですが、あくまで優しく、気持ち良さ優先でさするのがコツです。気持ちよく身体をさすれれば、細部はこだわらなくても大丈夫。気楽な気分でやりましょう。

さする箇所ですが、最初は胸(心臓・肺周辺)から始めると良いでしょう。ここがリラックスするだけでも、かなり気分が落ち着きますし、呼吸も深くなり始めます。

胸が落ち着いて来たら、さらにお腹へ。お腹までリラックスしてきた頃には、心身がより一層落ち着いて来ることでしょう。

胸・お腹が終わったら、後は手・脚・頭・首・背中、腰など、全身へとさする範囲を広げていきましょう。「ここ、少し重たいなあ~、もやもやするなあ~」なんて感じたりする場所、なんとなくさすりたくなる場所を優先的にさすってあげると良いです。

これをお読みのあなたも是非!お試しください。10分くらい続けると、効果を感じやすいと思います。

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