いきなり、突拍子もないタイトルですが。。。
気功やエネルギーワークって、大きく2つに分けられます。
物理的な色彩が強いもの、情報的な色彩が強いもの、です。(以下、気功・エネルギーワークのどちらも同じものとして、「気功」ととりあえず書きます)
物理レベルの気功とは?
物理レベルの気功は、物理的な身体、呼吸、体内の電磁気などに働きかけるもの。心身の健康のために使われるものがほとんどです。
実際にやることも、気功の功法のように身体を動かしたり、身体に鍼を刺したり、呼吸を操作しようとしてみたりと、身体に直接働きかけるものが多いです。このブログでここまで書いている記事では、身体をさする、身体を振動させる、体内の静電気を抜く、などの内容を書いていますが、これらもこちらの分類に入ります。
日々の健康を保つ目的や、日常をもっと元気に過ごしたい!という目的であれば、多くの場合はこちらだけをやっていれば大丈夫でしょう。また、物理レベルの気功は、地味な積み重ねではありますが、継続した時の効果はバカにできません。
情報レベルの気功とは?
これに対して、情報レベルの気功というものがあります。
「物理的な世界の背景に、情報の世界がある。その情報を変えると、物理的な世界でも変化が起こる」とするものです。世間では「量子力学」などを持ち出してこれを説明しようとする人も多いです。「クオンタム(量子)なんちゃら」という名前が付いているものは、情報レベルに働きかけようとするものと思っていいです。
こっちの世界は、かなりアヤシイけれどちょっと興味を惹かれるメニューが並びます。
お酒の味を少し変える、自分や家の周囲に結界を張る、手を触れずに(または離れた場所で)他人の痛みや病気を癒す、気の力で人を飛ばす、精神状態を深いところから変える、、、などなどです。
面白そうなだけではなく、できる人がやれば実際に効いたりもします。もちろん世間にはインチキなものもありますが、全部が全部インチキ、というわけでもありません。
気功は、物理レベル・情報レベルを分けて理解するようつとめよう。
どんな気功の流派でも、物理レベル・情報レベルの手法が混在しているのが普通です。
でも、「ここからここまでは物理レベルで、ここから先は情報レベル!」という切り分けまでを多少なりともやりながら教えている体系というのは、あまりないのが実情でしょう。
物理的な取り組みと情報的取り組みをごっちゃにして教えてしまっているのが普通かもしれません。
ですので、気功を学ぶ場合は、上に書いたように大きく分けて2つの分野があると考えると、学びやすいですし、自分の目的に合った流派を選びやすくもなります。
気功はやっぱり、物理レベルが基礎。
情報レベルの気功は、アヤシイ魅力があるため、こちらに惹かれる方も多いかと思うのですが、注意点があります。情報レベルの気功だけをやっていると、あまり効果は上がりづらいですし、またかえって心身に不都合なことを招いたりするのです。中にはおかしくなってしまう人も。
というのも、情報レベルの気功を安全に、かつ効果が出るように使おうとするなら、身体を深くリラックスさせ、精神状態が穏やかで明瞭な状態にいないといけないのです。ここで要求されるリラックス度合いは、平均的な日本人にはちょっと難しいレベル。情報レベルの気功をやる前に、身体を深くゆるめていく取り組みをしばらくやったほうが良いケースがほとんどです。
ですので、気功やエネルギーワークに関わろうとする方は、例え自分が興味を持った分野が情報レベル寄りの物であったとしても、物理レベルの取り組みを日々積み重ねることを強くおすすめします。
気功は、物理レベルが基礎、情報レベルは応用、、、とも言えるでしょう。