これまでの記事でも書いて来ましたが、人間、何かを変えたい!と思う時には、それと同時に何らかの抵抗が自分の内面から浮き上がってくるのが普通です。
でも、この抵抗がどのくらいの強さで出るか?というのは、人によりかなりの差があります。
変化を受け入れやすいタイプ(ホメオスタシスの縛りが弱い人)と、変化を受け入れにくいタイプの人(ホメオスタシスの縛りが強い人)がいるとも言えます。
あなた自身はどちらのタイプでしょうか?
おおまかな診断基準をご紹介します。当たり前といえば当たり前の基準ですが、改めて診断してみると、自分の真の姿に気づくかもしれません!
1.年齢
あくまで傾向ですが、年齢が高いほど、これまで経験してきたことや見聞きして来たことが変化に対する抵抗になりやすく、変化を受け入れる余裕は落ちて行きます。頑固になるとも言えますね。平均年齢の高い企業や組織では大きな変革が起こり辛い、ということになぞらえてイメージして頂くと、わかりやすいのではないでしょうか。
2.環境が変わった経験を、これまでに沢山して来ているかどうか
例えば、世界のいろいろな国で働いた経験がある人が、新しい別の国で働くことになったとしても、新しい環境に馴染むのはそんなに大変ではないでしょう。しかし、何十年も日本でずっと仕事をして来た人が、別の国で働くことになった場合は、新しい環境に馴染むのも大変です。
仕事に限らず、住む場所、付き合う人々など、環境の変化を沢山経験しているかどうかは、その人が新しい変化を受け入れやすいかどうかに直結します。
いつも同じ場所で、同じ友人と付き合って、仕事も休日もずっと変化がない、、、という人は、変化に対する耐性がかなり落ちている可能性も高いです。
3.自分から新しいチャレンジをすることを好むかどうか。
経験がないこと、慣れていないことでも、「とりあえずやってみよう!」とチャレンジできる人のほうが、そうでない人に比べて、変化を受け入れやすい人と言えます。
4.日常のさまざまな場面で、新しい経験を好むか、今まで通りを好むか。
新しいモノが発売された時のリアクション、買い物や食事に行く店、休日の過ごし方、仕事に対するアプローチ。。。さまざまな分野で、新しいことをしてみようとするか、今まで通り、いつも通りのパターンを繰り返そうとするかは、その人が変化を受け入れやすいかどうかが露わに出る部分です。
5.突発的な出来事に対する反応
例えば、突然割り込みの仕事が入って来たとき、冷静に仕事の優先順位を再考して、仕事の進め方を微調整できる人のほうが、割り込みが入って来たことであわてたり、「忙しいのにややこしい話を持ってこないで〜!」とイラついたりする人に比べて変化に強いと言えるでしょう。
6.心身のリラクゼーションレベル
いつも心身がゆるんでリラックスした状態でいられる人のほうが、心身がいつも緊張気味の人よりも、変化を受け入れやすいです。
変化を受け入れにくい人はどうすればいい?
診断してみたら、自分が変化を受け入れにくいタイプだと思った!という方の場合は、何か人生に変化を起こしたい!という時に、変化を受け入れやすい人に比べて、以下のような対策を多めに打つとよいでしょう。
日常生活の中で、少しでも、新しい物事・経験に触れる工夫をする
ちょっとのことからで良いです。例えば、、、
・ランチに行く時、これまでとは違った場所に行ってみる
・休日の過ごし方を少し変えてみる
・新しいものにたまには飛びついてみる
など、心理的抵抗が少ないものからやってみると良いでしょう。
また、今までやりたいと思っていたけど、どうにもチャレンジする気が起きない!という事柄がある人は、簡単なものからでも良いので、実際にやってみる、というチャレンジをしてみると良いでしょう。
身体をゆるめる運動を取り入れる
このブログでも紹介している「呼吸周りをさすって、呼吸を深くする」方法や、スワイショウなどの身体をゆるめる運動がおすすめです。継続は必要ですが、少しずつ、新しい行動に手を付けやすくなったり、フットワークが軽くなっていきますよ。普段運動する習慣がない人や、フットワークが重い人には特におすすめの対策です。