思考・感情などを、図形に変換(エンコード)する。

思考・感情などを、図形に変換(エンコード)する。

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最近、ちょっと大きな発見があり、いろいろと試行錯誤をしていました。

心身の状態・感情・考えていることの背景にある気・エネルギーのパターンを、紙の上に図形として書き表してみる、、、という試みです。なんだかアヤシイですが、広い意味での身体技法のひとつです。

例えば、下の画像は、ある感情に伴うパターンを紙に書き表したもの。フリーハンド、寸法測定なし、一発勝負の修正なしで書ききったものです。書き始めたときにはどんな完成形になるのか分からない状態、白紙で始めて終わってみたらこんな絵柄になりました。

flower2

 

人間の心身の状態は、2次元・3次元の図形に変換可能。

「気・エネルギーの流れって、空間や平面を動くのだから、書けるよね。」と思ったのがきっかけでした。2次元で書けば絵柄、3次元で書けば立体ができるよね?と思ったのです。

彫刻家が「そこに居たので取り出してやっただけ」なんて言ったりしますが、「そこに流れがあったから書き留めただけ」という感覚で、気・エネルギーの流れを感じてペンを動かしてみたら、わりとすんなりできました(笑)。

いろいろ書いてみたうちの1枚が上の画像です。

私にとっては、テーマとして設定した感情が、こういうパターンとして感じられた、、、ということです。

上の画像は、そこそこポジティブな感情を絵柄化したものですが、恐怖・不安・怒りのようなネガティブ感情にある時は、絵柄はぐっちゃぐっちゃになります。秩序も何もないぐちゃぐちゃな線が出ることは当たり前ですし、自分でも引いてしまうくらいに気持ちの悪い絵が出来ることも。

図形を手掛かりに、心身の状態に働きかけることができる。

そして、こうしてできた図形はけっこう使い道が広い!ということが分かってきました。

というのも、図形を媒介として、自分や人の感情に働きかけ、ネガティブなものをそぎ落としていくこともできるんです。

図形を一度書いて、ネガティブなものをそぎ落としていくと、心身の状態が改善します。その後で改めて図形を書くと、新しいものが出てくるんですね。多くの場合は、より秩序だった絵柄になります。言語や具体的なイメージよりも一段上のレベルで、心身の状態改善・観察を繰り返していくことができることも分かりました。

ネガティブ感情を解消する、安心感を得る、身体の緊張をゆるめる、アイデアが出ない時の行き詰まりを突破する、大きな目標を脳にインプットするなど、多彩な用途に使えそうです。

実はすでにモニター的に体験して頂いた方もいらっしゃいます。ネガティブな感情を解消して、目標を脳にインプットする、というセッションをその時には行ったのですが、目標のことを考えてもネガティブな気分が出てこず、すごく精神状態が静かになった、、、というフィードバックを頂きました。

自分でも、目標を脳にインプットするのに使ってみましたが、なかなかいい感じです。抽象的な図形を扱うので、言語やイメージによるツッコミが入りづらく、純度が高い状態で情報を扱えるのが幸いしているような印象があります。

その他、これまでに分かってきたこと

今でもいろいろ発見が続いているのですが、これまでに分かってきたことは以下のようなところです。

・自分の心身が静かでリラックスしてないと、精度が出ない。
・観察者による結果のブレはあるけれど、セラピー・コーチング等で実用に耐える精度は十分出る。
・言語や具体的なイメージを使わないので、無意識の層に働きかけやすい。

さて、面白いツールが増えましたが、どうしたもんでしょうかね。。。

 

 

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