昨日は、「心のブロック」解消セッションをやっていました。
今回のクライアントの方は、今後やりたいことは明確でありながらも、顕在的に心のブロックがあるとは自覚していらっしゃらない方でした。
でも、やっぱり改めてチェックしてみるといろいろ出てくるもの。ゆっくり意識の動きを追いかけていくと、もしも出来なかったらどうしようという思いや、そのやりたいことに感じているマイナス面(デメリット)が思い起こされてきました。そこそこの強度を持つブロックのようで、ご本人も、その居心地の悪さに驚かれた様子。そのブロックにまつわるエネルギーパターンを解消した後は、だいぶ心身ともに軽くなられたようでした。
さて、私も含めて、「心のブロック」を解消する、というセッションを提供している方は、最近増えているように感じます。
ですが、そもそも、「心のブロックがある」とは、どういう現象なのでしょうか?今回は、少し詳しめに書いてみたいと思います。
「心のブロックがある」って、どういうこと?
「心のブロックがある」という時、意識の動き(何にどんな順番で意識が向くか)は、下の図のようになっています。赤い線が、意識の動きを表します。
本当にやりたいことについて考えると、それに関連すること(情報)を人は無意識に思い浮かべるもの。
その関連することの中に、恐怖・不安などのネガティブ感情を強くかきたてるようなものがあると、意識はどうしてもそちらに向かってしまいます。
前に進むためのアクションや、障害を越えるアイデアなど、前向きなことに意識が向きづらくなってしまうのです。俗に言う「悩むばかりで身体が動かない」状態と言って良いでしょう。
結果、何が起こるか?と言うと、前向きなアクションや、障害を越えるアイデアが出るまでに時間がかかるようになります。
ひどい場合には、アクションを取るまでに何ヶ月も何年も時間がかかってしまう場合や、やりたいことを考えること自体を無意識に避けてしまうようになることも(やりたいことを考えると、ネガティブな感情がまず出てきてしまうため)。
「心のブロックがある」とは、ネガティブ感情を伴う事柄に気をとられてしまい、それが行動・アイデアや、やりたいこと自体に意識を向けることを妨げられてしまっている、、、という現象のことなんです。
「心のブロック」の有無をおおまかに判別する方法。
このような「心のブロック」がある時に、わかりやすく反応が出るのは、身体の状態と、雑念の多さ(頭のグチャグチャ感)です。
「心のブロック」があると、やりたいことについてしばらく考えているうちに、身体が緊張して来ます。全身に力みが出る、呼吸が浅くなる、などが典型です。
また、それと同時に、自分の頭の中の雑念・独り言・自分への批判などが増えて来ます。気分的にもモヤモヤしてくるのが普通です。
やりたいことはあるけれど、具体的なアクションが起こせなかったり、アイデアが出なかったりする方は、やりたいことについて改めて思いをめぐらせながら、心身が上のような状態に自分が陥っていないか?チェックしてみると良いでしょう。
身体の状態をチェックしながら、頭の中に思い浮かぶ事柄をつぶさに書き出していったりすると特に効果的です。ひょっとしたら、何か大きな気づきとともに、ブロックが取れたりするかもしれませんよ。
「心のブロック」が取れた時に起こること。
逆に、「心のブロック」が取れた時には、以下のようなことが起こりやすいです。
・やりたいことについて考える時間が増える、考えることが苦でなくなる
・やりたいことに関することを「ふと自然に」やりたくなる
・身体の緊張が減る、頭の雑念・グチャグチャ感が減る
「心のブロック」解消に取り組んでいて、上手く行っているかどうか不安な方は、このあたりを指標とすると良いでしょう。