自分を変えたい、より幸せな人生を送りたい、という方に是非おすすめしたいのが、自己イメージを上げていくこと。
自己イメージが上がることが、人が大きく変わるキッカケになるケースって、かなり多いのです。
でも、実際のところ、どうやったら自己イメージが上がるのか?というところで躓く人も多いようです。
そこで今回は、ズバリ、自己イメージを上げていく方法を解説して行きたいと思います。
単純な方法ですが、繰り返しやっていくことで、一歩一歩自己イメージを上げていくことができる、「自己イメージの基礎トレ」とも言える内容です。
内面の抵抗を解消し、行動を変えていくと、自己イメージが上がる。
「自己イメージを上げる」ということを細かく分けると、
- 内面の抵抗を減らす: 「私は○○だ!」という、新しい自己イメージを表す言葉(アファメーション)やイメージを、抵抗なく受け入れられるようにしていく
- 行動を変える: 新しい自己イメージにふさわしい行動を取るようにしていく(ふさわしくない行動をやめる)
という2つをやっていくこと、と言えます。
自分の内面にある言葉やイメージ、外側に表れる行動の両方が変わるようにしていくこと、と表現しても良いでしょう。
それぞれ、詳しく解説していきます。
1.内面の抵抗を減らす: 「自分は○○だ」という言葉や、関連するイメージを、抵抗なく当たり前のように受け入れられるようにしていく
例えば、あまりモテない人が、「私はモテる」と自分に語り掛けたり、自分がモテている様子を想像したら、「いや、でも、私は別に特別性格が良いわけでもないし、過去の恋愛もそんなにうまくいかなかったし、、、」など、沢山の反論や、過去の記憶が出て来て、抵抗を引き起こすもの。また、それと同時に身体が緊張し、何らかの違和感が出てくるのが普通です。
ここで、緊張・違和感を丁寧に解消していくと、反論・過去のイヤな記憶が出てきづらくなり、自然と「自分はモテる!」という言葉を受け入れやすくなったり、自分がモテている様子を想像しやすくなっていきます。
緊張・違和感を解消していくためには、「私は○○だ」と唱えたり、新しい自己イメージに関連するイメージを想像しながら、身体の緊張を探しては、そこをさすったり動かしたりしてゆるめていくのがおすすめです。
ほとんどの場合、最初は呼吸が浅くなっているのが相場です。最初は呼吸をラクにするべく呼吸周りを沢山さすって、お腹までラクに息が入るようになってから、その後に身体の他の部位をゆるめていくようにすると良いでしょう。
緊張・違和感が減るほど、その言葉を当たり前のように受け入れられるようになっていきます。最初は、「ひょっとしたら私にもそうなれる可能性はあるかもしれないなあ」くらいの変化ですが、さらに緊張・違和感が減って、本当に言葉やイメージが受け入れられるようになってくると、安心感や力強い感覚が出てきたり、最初のイメージを超えて想像が豊かに広がり出したりします。
このように「私は○○だ!」という言葉や、その言葉に関連するイメージを、抵抗なく当たり前に受け入れられるようになっていくのが、自己イメージを上げる第一歩です。
行動を変える: 新しい自己イメージにふさわしい行動を取る(ふさわしくない行動をやめる)ようにしていく
自分の中で、新しい自己イメージを受け入れやすくなって来たら、「新しい自己イメージにふさわしい行動は何だろう?」と、自分に問いかけてみましょう。
「モテたい!」という自己イメージであれば、新しい服を買うことを思い付くかもしれません。
「仕事ができる」という自己イメージであれば、仕事の事前準備をいつもより少し入念に行いたくなるかもしれません。
このような、新しい自己イメージにふさわしい行動を探し、それを実行していくようにしていくと、その行動自体が、新しい自己イメージを定着させる効果を持ちます。思い付いた新しい行動には、できそうなものから積極的にチャレンジしていくのがおすすめです。
「モテそうな服を着ているモテる私」「仕事の事前準備を入念にしている仕事ができる私」という状態を少しでも多く経験していくことで、新しい自己イメージに沿った行動・ふるまい・習慣などが少しずつ「板についてくる」ことを狙うのですね。
また、今の生活で、新しい自己イメージにふさわしくない!と思える行動・モノなどがあれば、それを辞める、手放していくこともおすすめです。
例えば「自分はモテる!」という自己イメージを持ちたい方であれば、「モテる」感じがしない服を捨てる、などを行うと良いでしょう。
コツ:内面を変える→行動を変える、を必ずワンセットにしてやること。
この方法を試してみる時のコツは、内面の抵抗を減らすことと、行動を変えて行くことの2つを必ずセットにしてやるようにすることです。
というのも、片方だけだと効果が少なかったり、デメリットが出てきたりしてもったいないのですね。
新しい自己イメージを表す言葉やイメージを受け入れられるだけだと、行動が出るまでにちょっと時間がかかります。
また、新しい自己イメージを表す言葉やイメージを抵抗なく受け入れることなしに、行動だけを変えようとしても、心理的な抵抗が強く出て実行できなかったり、実行できたとしても、時間が経った時に元通りになってしまうことが多いです。また、下手をすると妙な全能感が出たりして(参考記事)、突拍子のない行動を取ったりするリスクも高まります。
地に足の着いた自然体を維持しつつ、自己イメージを上げていくためにも、内面、行動の双方に働きかけていくのがおすすめです。
参考記事:
「自信がある」「自信がない」の正体は?具体的に要素分解して解説します。
過度なポジティブによる全能感(自我インフレーション)に注意!
目標・やりたいことはDoing、Being、Feelingの3つに分けて明確化しよう。
コーチングは、結局のところ何を変えるものなのか?